はいまいど、ディヴァです。
ここ数日、リズっちの調子が悪いです。
んでもって動物病院にいったらやっぱり尿路結石でした。
詳しく言うと「ストラバイト結晶(結石)」なるものが尿路で詰まって尿が出てこなくなる病気です。
更に言うと、尿に含まれるリン、マグネシウム、アンモニウムなどのミネラルが結晶化したもので、
尿路で詰まって結石を形成します。
発見が遅れると体外に排出されない尿毒が体中の血管に乗り、数日中に死に至ります。
原因は栄養、尿のpHバランスの偏り、飲水量の減少、肥満、運動不足、細菌感染などが考えられます。
ちなみに、尿のpHがアルカリ性に傾くことによってストラバイト結晶、酸性に傾くことでシュウ酸カルシウム結石となります。
飼い主が気づける前段階の症状としては頻尿、排尿困難、血尿、排尿時の痛み、元気消失、食欲低下、嘔吐、 腹痛。
うちの場合、トイレ以外の場所でトイレ前準備の砂を掻く動作をしたり、
「ナーオ、ナーオ!」といういつもは出さない声で鳴きました。
そして、トイレに座っても1滴の血尿を出して涙を流します。
んでもって猫の異常を察したら、すぐさま動物病院に連れて行かないといけません。
掛かり付けの福岡動物医療センターへ到着。
検査の結果はやはりストラバイト結晶の尿管への詰まりでした。
よく先生によく言われるのですが、オスの猫は尿管がS字になっててメス猫よりも細いので詰まりやすいんだそうですよ。
デッカイ石が詰まるのではなく、微細なものがギュッと固まって詰まるイメージですね。
院内にて、極細カテーテルを尿管に通して膀胱の洗浄をやると大量の尿とキラキラした極微細な砂を見せてもらえます。
排尿の処置を終え、尿pHを酸性寄りにする薬と肥大した膀胱のダメージへの対処として抗生剤をもらいました。
そして、2~3週間カテーテルを入れっぱなしにするため、尿がダダ漏れとなるのでペット用オシメを常時着用。
患部を舐めたりオシメを剥ぎ取らないようエリザベスカラーも装着という処置となりました。

実を言うと、ストラバイト結晶の詰まりは3回目。
1回目は餌をフリーダムに与えすぎと運動不足が原因。
2回目は給餌マシーン導入をしたり、
餌自体を安価な尿路結石配慮タイプに変更したのですが、水分をあまり取らず、運動不足も追加原因。
んで今回。
1回目通院の際、先生からクランベリーがストラバイト結晶にいいですよって伺ってて、
以降そのサプリをリズっちには与えてました。
ある時、リズっちの尿がえらく少ない時があって、
「酸性になりすぎてシュウ酸カルシウム結石になったのかな!?」と勝手に判断。
サプリを停止したのがいけなかったのでした。
今回までで学んだ教訓とは・・・
まず、外飼の猫ではなく、特にマンションでの完全室内飼いの猫の場合、餌は腹八分目ぐらいがいいですね。
まぁ間違いなく8.6kgを超えたリズっちには更なる食事制限によるダイエットが必要です。
そして、なるべく新鮮な水を大量に与え、複数箇所の給水スポットが必要です。
通常生活では薬ではなく、クランベリーサプリが体に負担が少なくかなり有効なので毎日与えたほうがいいです。
与えるサプリの個数なんですが、人間で1日3粒ってやつなんですけども尿pHを見つつ、色々試行錯誤した結果、
現時点では毎日3粒与えております。
リズっち人間並み、\(^o^)/
今後のサプリの与える個数に絡む事ですが、最低1週間に一度は尿のpHを計測したほうがいいです。
うちではなるべく正確な数値を導き出せるよう、2種類の試験紙でpHを検査しております。
尿pHはロイヤルカナン等の療養食はpH5.5~6.0辺りを目標に設定してるようなのでそれになるよう
サプリの個数を調整したらいいでしょう。
あと、もっというとついでに尿を採取し、キラキラの結晶を目視確認したほうがよりいいです。

クリアスプーンってのを購入し尿を採取したらスプーンの下からライトを照射すればキラキラがみえるそうです。
猫と生活する覚悟とは・・・
猫・・・、かわいいですよねぇ(ハート
ですが、かわいいってだけで猫を始めとしたペットを家族に迎えるのは、
もしかすると一番やってはいけないことかもしれません。
人間を始めとした生き物には、ゆりかごから墓場まで、食事や生活用の大物小物等々色々な出費が掛かります。
今回のリズっちの治療一式でさえも6,7万円がポーンと飛んでいきますので金銭的な負担への覚悟は
絶対に必要不可欠です。
それとペットに対する理解や習性、与えて良いもの悪いもの、病気への知識なんかも勉強は必要です。
毎日ペットをよく観察するだけでもいつもと違う行動から何かしらの体の異変に気づけると思います。
リズっちを3度苦しめた私が言えたことじゃないでしょうが、敢えて言葉にしたいと思います。
言葉が乱暴かもしれませんが、覚悟が出来ないのなら最初から猫(ペット全体にも言えますが)と一緒に暮らそうなんて
思わないほうがいいかもしれません。
大事な命に関わることですからねぇ・・・。